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塩崎 俊樹

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【第22回講座】重要なことに集中する 事例4:勉強会の継続開催がスタッフの信頼獲得に

2021/05/10

セルフマネジメント4つ目のステップ「重要なことに集中する」

組織の中で成果をあげる為に必要な5つのステップを再度振り返ってみましょう。
次の5つのステップで歩んでいくことが大切です。詳細は第7回講座参照。

ステップ1)時間を管理する
ステップ2)貢献に焦点を合わせる
ステップ3)人の強みを活かす
ステップ4)重要なことに集中する
ステップ5)成果をあげる意思決定をする

4つ目のステップは重要なことに集中することです。
今回は重要なことに集中することで生まれる成果を、事例を交えながら学んでいきます。

色々やっていたことがスタッフの不信感に

ある蕎麦屋さんは2013年を境に売上の減少に歯止めがかからずに、悩んでいました。

社長は外に学びに行っては、そこでの学びをどんどん現場に生かしていこうと、行動していきました、しかし、色々なことやっても売上の減少は歯止めがかかりません。
社員、若女将、パートも社長の取り組みに対する不信感を蓄積していました。

勉強会を継続することが突破口に

突破口は決めたことをやり通すこと。
社員、若女将、パートとの面談でその重要性を感じ、毎月1回勉強会をスタートしました。

当初は社員のみ参加。3回目の時、自分たちがパート・アルバイトを集めるから会場を借りてやることを社員達が要望。
その結果、次の勉強会からパート・アルバイトも参加して開催。
6回目には昼パート・若女将も参加しての開催に。途中参加者が減ることもありましたが、毎月1回勉強会を継続して開催。

1年経った頃、要であった若女将が協力者に加わり、皆で話し合い、年間目標を決めるチームになることができました。
勉強会6回目以降は、売上も微増の月が生まれ、12回目を過ぎた頃には確実に売上が上がる月が続くようになりました。
その数字の変化も加わり、スタッフに一体感が生まれ、社長に対する信頼も生まれていきました。
この快進撃は以降3年間続きました。

緊急の時ほど重要なことを一つに絞る

上記の事例から学ぶことは、売上が上がらないなどの緊急事態の時ほど、色々なことに手を出すのではなく、一つのことに絞り、そのことを継続して進めていくことが大切である。

特にスタッフがいる時ほど、スタッフはリーダーの背中を見ています。
この人本気である。そう感じてもらえないと、スタッフの協力も得られない可能性があります。

その本気の背中を示す為にも、何が一番重要なのか?を見極め、やることを一つに絞り、その一つのことをコツコツ続けていくことを大切にして下さいね。

☆今日の質問☆
今成果を上げる上で最も重要なことは何ですか?