HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

金山 正明

ホーム > 金山 正明 > 記事一覧 > 第140回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

第140回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2023/10/08

株式会社コンピュータ技研 代表取締役 松井 佑介様(其の4)

今回の対談は、株式会社コンピュータ技研代表取締役 松井 佑介様にご協力頂きました。
株式会社コンピュータ技研様は、「世界に「0」をONする会社」というスローガンを掲げ、様々な業界業種のシステムに携わる老舗の独立系Sierです。
近年ではソーシャル・ビジネスや中小企業のDXにも取り組んでおられます。
今回は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づきをお届けします。

今回対談の中で一番印象に残ったのは、会社を表現するスローガンとそれを実現するための取り組みです。

スローガンで表現する会社の方向性

世界に「0」をONする会社というスローガン、とても気になりますよね。

松井さんのお話しを聞くまでは、はっきりとした意味は分かりませんでした。
ただ、そういうことも意図して掲げてらっしゃるのか、好奇心をくすぐられる表現ですよね。
実際に話を聞くととても分かりやすく会社のポジションや役割、方向性が示されているように感じました。
すでに世の中にあるものは、大手や誰かが着手する。
まだ世の中の人が気づいていない「0」を掘り起こし社会に問いかけていく。
そんなことを実現する会社というのが、スローガンを掲げることで社会に対しても、そして社員やステークホルダーに対しても伝わりやすいのだと感じました。

推進力の源泉となる人事制度

次に印象に残ったのは、独自の人事制度であるオーナーシップ制度です。
自分の給与を自己申告で決めるというのはあまり聞かない制度ですよね。
そんな制度を創業40年の老舗企業が採用している。
会社への貢献を宣言し、それを基に自分の給与を自分で決めるそうですが、今ではこのオーナーシップ制度が事業を推進する力の源泉になっているそうです。
「会社への貢献=自分の給与」と考えることで、主体性が生まれるのでしょう。
私が驚いたのは、松井さんが4代目として社長に就任してからこの制度を導入している点です。
今までの長い歴史がある中で、革新的なことをはじめるにはかなりの時間と労力、覚悟が必要だったと思います。
また、これからの会社の成長を考える上で必要な決断だったのだと思います。
会社のリーダー、経営者として、何を見てどのように判断するか。
大胆な決断が必要な時、経営者としての真価が問われるのでしょう

今週株式会社コンピュータ技研代表取締役 松井 佑介様との対談から得た学びと気づきをお届けしました。
ご協力いただきました松井 佑介様には感謝申し上げます。
これからの益々のご発展をお祈り申し上げます。

会社情報

事業所名:株式会社コンピュータ技研
所在地:大阪市中央区伏見町4丁目4番10号
新伏見町ビル7階
HP:https://www.kkctl.co.jp/
事業内容:
1.システムインテグレーション事業(ソフトウェア開発、インフラ構築)
2.ERP導入支援
3.スマホアプリ開発
4.中小企業DX支援
5.ソーシャルビジネス・クラウド構築