本日は、2025年4月1日。
新年度の始まりであり、エイプリルフールでもあります。
エイプリルフールの起源は不明ですが、世界各地でも習慣があるみたいです。
子供の時は、年に1回のエイプリルフールを待ち遠しくしていましたが、学校は春休み期間で休みだったという記憶があります。
そして、「4月1日」で「学校」といえば、「早生まれ」問題。
小さい頃の噂では、「4月1日生まれの人は、1つ学年が上になる」との噂。
真相は下記の通り。
学校教育法には、「保護者は、子の満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから」小学校等に就学させる義務を負うという規定(第17条第1項)があります。小学校の学年は4月1日に始まりますから、そうすると、満6歳になる日が4月1日であれば、その「翌日以後における最初の学年の初」は翌年の4月1日ということになり、その子どもは翌年の4月1日に小学校に入学することになります。これに対し、満6歳になる日が3月31日であれば、その翌日の4月1日に小学校に入学することになり、「早生まれ」ということになります。
それでは、子どもが満6歳になるのはいつでしょうか。生まれた日と同じ月の同じ日に誕生日を祝う日常生活の感覚からは、令和2(2020)年の4月1日に生まれた子どもは、令和8(2026)年の4月1日に満6歳になるようにも思われます。しかし、年齢計算ニ関スル法律という法律があって、その第1項には「年齢ハ出生ノ日ヨリ之ヲ起算ス」と規定されています。つまり、生まれた時刻が何時かを問わず、その生まれた日を第1日目として年齢を計算することになっているのです。そうすると、令和2(2020)年4月1日生まれの子どもは、令和8(2026)年3月31日限りをもって満6歳になり、翌日の4月1日から小学校に入学するため、「早生まれ」ということになります。
(参照:参議院法制局)
ということです。
エイプリルフールだから、嘘かもしれないと思ったこともありましたが、本当のようです。
少しのタイミングで変わってしまうこと。
その後には、どんな影響があるのでしょうか。