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高松 秀樹

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第73回: 一日休養・一日教養・一日副業

2022/05/07

先月、「パナソニック」が週休3日制の導入を発表しましたが、現時点では、「選択制」であり、制度の詳細も「検討中」とのことですので、「完全週休3日制」が全面展開されるには、もう少し時間がかかりそうです。

パナソニックと言えば、旧社名時代の「松下電器産業」時代の1965年に日本で初めて週休2日制を導入した会社としても知られていますので、大企業での「多様な働き方、豊かなライフスタイル」を進めていく筆頭として、注目が集まっています。

創業者の松下幸之助さんは、組織でのパフォーマンスを高めるために、「長所7割、短所3割」くらいの配分で相手を見ていたと言われています。
各人の長所を生かして、苦手分野、改善点を補い合う。様々な組織スタイル、新商品、新サービスが生まれてきた背景には、そんな関わりがあるようです。

今回の取組み、完全週休3日制への移行にも、「補い合い」は必須でしょう。「パナソニック」ならではの施策にも注目したいですね。

また、生前、松下さんは週休2日制に移行する際、「一日休養、一日教養」と呼びかけ、社員に対し「生涯学習の大切さ」を説いたと言われています。
今回の3日制への移行について、同社は「副業やボランティアの時間確保」を推進しているようですので、「一日休養、一日教養」に加えて「一日副業」が当たり前に求められる時代なのでしょうね。
豊かな働き方が広がることを楽しみにしています。