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益田 和久

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第34回 BGM

2021/10/28

みなさんは、デスクワークをするときにBGMをかけていますか?
オフィスですと自分の一存だけで決められないと思いますが、リモートワークのときには、音楽やFMラジオをかけながら仕事をしている方も多いのではないでしょうか。
私もデスクワークのときには、そのときの気分や仕事の内容に合ったBGMをかけています。

音楽が流れていると作業にリズム感がでて、頭の中も整理され、集中力が増すような気分になります。
音楽が仕事のスピードアップに影響を与えているのは、科学的にも一定の根拠はあるようですが、人によっては音楽が流れていると落ち着かないという方もいますので、一概にはいえませんね。

BGMをかけながら仕事をしてるという方々と話をしていると、いくつかの共通点を感じます。
一つは、単純作業をするときには音楽があったほうがいいということ。
眠気防止や作業のテンポアップには音楽が有効です。
またゼロベースからアイデアを創出したり、企画立案するようなクリエイティブな作業ときも、音楽があると有効のようです。
そして「インストゥルメンタル」のほうがいいということ。
これはボーカルが入っていると、思わず一緒に歌ってしまい、仕事が捗らなくなるからだそうです。
これは私も激しく同意します(笑)
一方で、難しい、また複雑な作業のときには、気が散らないように、あえてBGMをOFFにするという人もいらっしゃいました。
確かに、静かなほうが集中できる場合もありますよね。

コロナ禍前は、会社に出勤する方がほとんどでしたから、音楽は専ら通勤電車や車の中という方も多かったと思います。
行きの車中では好きな音楽を聴いて気分を高揚させて、気分良く仕事に取りかかる、帰りの車中では一日の疲れを癒しや気分転換と、BGMを使ってモチベーションコントロールをしていたと思います。
そういった点から考えると、リモートワークのときも、始業前、終業後に音楽をかけて気分を変えていくというのも一つのやりかたですね。
リモートワークは景色が変わらない分、仕事のメリハリをつけるための様々な工夫が必要なのかもしれません。

BGMがあったほうが仕事がはかどるという場合は、せっかくなので「中身」にこだわってみたいものです。
日頃から自分でお気に入りの選曲をしている方はいいですが、わざわざ準備するのは大変ですよね。
私は、集合研修の開始前や休憩時間も音楽をかけることがあるので、選曲に困らないように「スマホでUSEN(SMARTUSEN)」を契約しています。
月500円で1000チャンネルくらいあり、そのときの気分や状況から検索もできるのでとっても便利です。
実際にはそのうち3つくらいのチャンネルをヘビーユースしているだけですが(苦笑)、研修の受講者から「気分転換になってよかった」「開始前の緊張がほぐれた」等の声をいただくと、仕事を気持ちよく進める上で、音楽(BGM)という存在は一定以上の影響を与えているのだなとつくづく感じます。

YouTubeをはじめとして、ネット上には多くのBGMが存在します。
「雨の日のデスクワーク」とか「オシャレなカフェ気分」とか、多種多様なニーズに応えています。
このことはAI技術が進化すると、個人の気分を察知して、電源を入れただけで求めている音楽が流れるようなときがくると思いますし、実際それに近いしくみはできていますね。
いずれにしても、BGMはあくまでもツール(道具)ですので、仕事の生産性を高めるために上手に使いこなしたいものです。