2025年度のサッカーJリーグはJ1からJ3まで、各カテゴリでの優勝チームが決定し、
1年間の長いシーズンの幕を閉じようとしています。
残すはJ2からJ1、J3からJ2への昇格プレーオフのみ。
J2、J3の各カテゴリの年間順位が3位から6位の4チームで行われる
一発勝負の勝ち抜きトーナメント。
勝ち抜いた1チームが翌シーズンでの昇格を手に入れます。
上のカテゴリに昇格すれば注目度も高まり、クラブの収益も大きくなります。
選手としても上位カテゴリでプレーすることでチャンスが大きく広がります。
クラブ、選手、サポーター。
多くの人が望む上位カテゴリへの昇格。
年間の順位は関係なく、一発勝負で勝ち上がれば昇格できる。
この瀬戸際の戦いは、毎年観戦していますが、自分の推しチームでなくても、
ドキドキ、ハラハラします。
似たような仕組みでプロ野球のクライマックスシリーズがありますが、
個人的な感想では、Jリーグの昇格プレーオフの方が盛り上がっているように感じます。
優勝と準優勝の差は天地ほど大きいものですが、
昇格と残留の差はそれ以上にも感じてしまいます。
昇格を手に入れたチームの歓喜と、惜しくも昇格を逃したチームの悲哀。
競技場に詰めかけた両チームのサポーターのコントラストが、
その差の大きさを物語っています。
長いシーズンで年間上位2チームは自動昇格。
3位はプレーオフ。この2位と3位の差も相当大きいものがあります。
3位のチームが6位のチームに敗れることもあり、予断を許さない戦いです。
果たして今年はどのチームが残り1枠の昇格を手に入れるのか。
追い込まれた状況での戦いを経験することが、選手やチームの成長につながります。
ひいては日本サッカーの強化にもつながります。
競技レベルの向上とともに、エンターテイメントとしても見てて面白いこの仕組み。
週末のプレーオフに要注目です。
一社会人として、何気なく毎日を過ごしていると、
こうした状況に自分が追い込まれることは滅多にないと思います。
越えられるか、越えられないかのギリギリの壁を越えた時、人は大きく成長します。
人材育成の観点から、昇格プレーオフのような仕組み、仕掛けを
企業内に設けることができないか、模索していきたいと思います。