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長谷川 満

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第253回 入社後の早期離職を防止するには内定者育成を行いなさい!

2025/10/15

「内定を出したのに、
入社前に内定を辞退してしまう」

「新卒社員が入社後、
早期に辞めてしまう」


そんな悩みを抱える企業は
少なくありません。


人材採用や育成には
大きなコストがかかるだけに、
「早期離職」は大きな損失です。


早期離職の原因の多くは、
内定承諾から入社までの
“空白期間”
にあります。


この時期は、
学生が不安や迷いを抱きやすく、
期待と現実のギャップも
生じやすいタイミングです。


だからこそ、
入社前から「内定者育成」に取り組むことが、
早期離職防止の大きな鍵となるのです。


内定者育成というと、
「合同研修」や「雇用契約の説明会」を
思い浮かべる方も多いでしょう。


しかし、それだけでは
「学ばされた」
という印象しか残らず、
実際の職場への適応には
つながりにくいのが現実です。


また、内定者の段階で、
会社に来てもらうことは、
頻度高くすると、
企業側の負担が大きくなることと
内定者側の負担も大きくなります。


そこで考えることとして大切なのは、
インプットではなく
アウトプットを重視することです。


たとえば
内定者同士での課題解決ワークや、
在籍社員とのプロジェクト体験など、
実際に手を動かし、成果を発表し、
フィードバックを受ける仕組みは
とても効果的です。


こうした経験を通じて、
内定者は
「この会社で成長できる」
「仲間と共に挑戦できる」
と実感することができます。


また、内定者育成には
“人とのつながり”
を意識的に組み込むことも重要です。


内定者が不安を抱えたときに
気軽に相談できる先輩社員を
メンターとして配置したり、
定期的なコミュニケーションの場を
用意したりすることで、
入社前から「安心感」を育むことができます。


さらに、
小さなアウトプットや努力をきちんと認め、
具体的なフィードバックを返すことによって、
「自分は見てもらえている」
「期待されている」
という実感が積み重なり、
入社への前向きな気持ちも強まるでしょう。


内定者育成は単なる準備ではなく、
企業と本人が信頼関係を築くプロセスです。


ここに力を注ぐことで、
早期離職のリスクを下げるだけでなく、
入社後の適応スピードや戦力化の早さも
大きく変わってきます。


未来の仲間を迎える以上、
ただ「内定を出して待つ」だけでなく、
「共に学び、育つ時間」
を提供しましょう。


その姿勢こそが、
内定者にとっての納得感と安心感を生み、
組織の持続的な成長につながるのだと考えます。



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