サッカー元日本代表の本田圭佑選手。
代表のレギュラーとして長年日本代表チームの中心選手として活躍し、
代表から外れた後も、世界各地のクラブでプレーしたり、
カンボジア代表の監督を務めたり。
ビジネスの世界でも活躍されたり、多方面で能力を発揮されています。
その本田選手が、リーダーやリーダーシップに関してのインタビューを受けていました。
そこで本田選手は、
チームのリーダーやトップの選手が示す基準の大切さを話されていました。
目の前の試合に勝つ。
リーグ戦で優勝をする。
チームの理想とするサッカーを追求する。
など、さまざまな目標を立てて、目標達成のために努力する。
ここまでは当たり前にしていること。
各自のスキルアップやチームとしての連携の強化など、
常に課題を見つけて改善し、チームをより高みへと導く。
リーダーやトップ選手は常により高く、より大きなビジョン、目標を立て発信し、
その追求を延々と行う。
一定の課題をクリアし目標を達成すると、人間誰しも満足したり、
よかったと一息つくようになる。
そうなった時、チームや組織は現状維持となり、なだらかな衰退へと入っていく。
だからこそ、常に高みを目指してやっていかねばならない、と語っていました。
振り返ると本田選手は、
ワールドカップで優勝する、ということを公言していました。
1次リーグを突破できるか、できないか、とファンが思っている状況であっても、
常に優勝を目指し、それをメディアでも発信し、先頭に立ってチームを牽引していました。
リーダー、トップの選手が示す基準は、チームが目指す基準となります。
それを体現し、今は代表を外れていますが、
現代表選手たちはワールドカップ優勝をメディアでも発信し、
それに違わぬ強さを発揮しています。
個々の選手もヨーロッパのトップレベルで日々切磋琢磨しています。
会社、組織においても同様のことが言えます。
トップである経営者、経営陣がどこを目指し、どういう基準で仕事に取り組んでいるか。
組織内におけるリーダーが各チームで何を目指し、どんな基準で仕事しているか。
ふと自分の行動を振り返ると本田選手の言葉が胸に刺さりました。
現状維持は衰退を意味する。
とはよく言われた言葉です。
常に高みを目指して取り組んでいきたいと思います。