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岩田 徹

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第201回 第二の天性

2024/10/18

メジャーリーグのポストシーズンもリーグ優勝決定シリーズとなり、
ワールドシリーズに向けて大詰めとなりました。
メジャーリーグの中でもトップ中のトップ。
すごい選手たちが戦っています。
メジャーリーグのトップで戦い続けている選手たちは、
子どもの頃から類稀なる天性で、ずば抜けた活躍をしていたのだと思います。
大谷翔平選手も恵まれた体格から繰り出す速球や、
遠くへ飛ばすパワーで、小さい頃から注目されていた選手です。
ただ、天賦の才だけで通用する世界ではないのが、プロ中のプロ。
トップオブトップと言われるところ。

恵まれた才能を持ちながら、プロになれなかった方もたくさんいるでしょうし、
プロになっても第一線で活躍できなかった方もいるでしょう。
多くの才能の中に埋もれず、第一線で活躍し続けることがどれほど難しいか、
メジャーリーグだけでなく、他のスポーツ競技を見ても一目瞭然です。
そんな中でも活躍できる選手は、生まれ持った才能に加え、
弛まぬ努力をし続ける能力も持ち続けています。
今季の成績や定位置確保が、来年の立場を保証してくれる訳ではありません。
毎年毎年、才能を持った選手が新しく加わります。
そんな中での定位置争いに勝利し、さらに試合で結果を出し続ける。
並大抵のものではありません。
トップで活躍する選手たちは、当たり前のレベルが高く、妥協を許さない。
この当たり前のレベルが習慣化されているからこそ、
元々持った天賦の才をさらに伸ばし、活躍することができるのです。

仕事においても同様に、元々持った才能もあるでしょう。
一方で、努力を怠り、慢心し、できない人材になっていく方もたくさんいます。
年齢を重ねれば重ねるほど、当たり前の基準が下がり、
夜の酒場で不平不満を撒き散らすだけの人材になっています。
元々天から与えられた才能は変えられません。
ですが、良い習慣を身につけることで成果を出せることも事実です。
習慣は第二の天性である。
かつて尊敬する経営者に教えられた言葉を肝に銘じ、
これからも努力を続けたいと、大谷翔平選手の活躍を見て、ふと感じた次第です。