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塩崎 俊樹

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【第26回講座】飲食店経営者100人以上と対談して③

2021/06/07

情報を発信し続ける

新型コロナウイルスによる影響が長期化する中で、今を前向きに捉え、頑張っている経営者に共通していたことの3つ目は、「情報を発信し続ける」です。

「情報を発信し続けること」それは商売で一番大事なことの一つであると考えています。
その理由はどんなにいい商品を作っても、どんなに頑張ってテイクアウトなどの取り組みをしても、より多くのお客様に知っていただかなければ、売れないままで終わる可能性があるからです。

今コロナによって疲弊している飲食店が多い中、コロナに負けていない飲食店経営者は、SNSを中心とした情報発信を継続的に行うことによって、売上を少しでも伸ばす為の活動に取り組んでいました。
コロナを機に新たにスタートしたテイクアウトの取り組みや通販の取り組みも、情報発信をし続けている飲食店経営者は、着実に売上を伸ばし、テイクアウトや通販の事業で新たな収益の柱を作っていました。

この情報発信は社長だけで行うのではなく、スタッフを巻き込んで行っているお店が中心にありました。
スタッフ達と危機感を共有し、新たな事業で収益を作っていく為に大切な情報発信についても、できるだけ柔軟に受け止め、どんどん任せ、振り返り、改善を続けながら、より良い事業に育てる取り組みに励んでいました。

中にはテイクアウトや通販の事業を始めてから、繋がっているお客様や知り合いの人に電話で直接案内をしたり、ポスティングを継続して行ったりすることで、一人でも多くの人に新たな取り組みや頑張っている姿が伝わり、売上に繋がっていました。

コロナ禍でも商売の本質は変わらない

今回紹介してきた情報を発信し続けることから見えてくることは、コロナによって経営環境が大きく変わっている今でも、商売の本質は変わらないということでした。
売るべきものや顧客の求める価値が変わっただけで、商売で一番重要である「認知度を高めて知っていただくこと」は同じく必要であり、この部分を伸ばしていくことが、コロナ禍で新たな事業に取り組んでも、今のお店そのものの売上を伸ばしていく上でも重要な活動であるのです。

コロナに負けていない飲食店経営者の方々も生き残る為に一生懸命でした。
今できることは何か?そのことを常に考え、仲間の知恵を引き出し、今できることの一つとして情報発信を通じた、お客様の確保に取り組んでいました。

どんなに悩んでも、待っていても環境は変わりません。
商売に求められる本質は変わりません。
そのことを踏まえた上で、今できることの一つ「情報発信」を通じて、お店のことや取り組みを一人でも多くの人に知っていただく取組みから始めてみることで、新たな売上の可能性が見えてきます。

今回の内容の詳細はYouTube飲食店経営塾しおラボでも紹介しています。
コチラもぜひご覧下さい。
https://youtu.be/x6wF9moaKBs

☆今日の質問☆
あなたのお店では情報発信をどんなペースで行っていますか?