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塩崎 俊樹

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【第20回講座】重要なことに集中する 事例2:売上カレンダーの作成共有で目標達成

2021/04/26

セルフマネジメント4つ目のステップ「重要なことに集中する」

組織の中で成果をあげる為に必要な5つのステップを再度振り返ってみましょう。
次の5つのステップで歩んでいくことが大切です。詳細は第7回講座参照。

ステップ1)時間を管理する
ステップ2)貢献に焦点を合わせる
ステップ3)人の強みを活かす
ステップ4)重要なことに集中する
ステップ5)成果をあげる意思決定をする

4つ目のステップは重要なことに集中することです。
今回は重要なことに集中することで生まれる成果を事例を交えながら学んでいきます。

役割は売上カレンダーを作って、数字共有をしてほしい

新卒社員としてお店に配属されると、ベテランスタッフばかりで居場所がない状態が続いていました。
改善活動や新たな取り組みの提案をしようとしても、ベテランスタッフは話を聴いてくれませんでした。

店長と話し、スタッフ達を数字の面でもっと巻き込んでほしい!
売上カレンダーを作り共有することをやってもらえませんか?
となりました。当初は1か月毎のカレンダーに小さい文字で数字を記入し、みなさんが見ると思われる場所において行きました。
最初の3週間ほどは、コメントも描かれず、みなさんになかなか浸透しない状態でした。

1か月目を境に日めくりの大きなカレンダーに変更し、売上目標、実績、コメント、みなさんへのメッセージを書いて、スタッフ達が必ず見える場所に置くようにしました。
すると、少しずつコメントがカレンダーに書かれていくようになりました。
そして、2か月目には月の売上目標を達成、3か月目も月の売上目標を達成し、その貢献がベテランスタッフや店長からも認められ、スタッフとの信頼が一気に高まりました。

背中を見せる

一つのことを継続することは簡単そうでとても難しいことです。
だから皆さん最初は期待感がほとんどありません。
期待感がない状態の時は、ついついマイナスなことを見つけがちになり、モチベーションが続きにくい状態になります。
今回のケースでは、マイナス面を受け止めながらも、どうしたらそれをプラスな視点に置き換えて続けることができるのか?の視点で取り組みを継続していきました。

1か月経ち、2か月経ち、と日が経つにつれ、少しずつベテランスタッフも応援してくれるようになり、話を聴いてくれるようになりました。
そして、みんなの意識が売上カレンダーに集中していった時、売上目標も達成することができたのです。

皆さんが見ているのは、その人が本気で頑張っている姿です。
その本気さが伝わると、そこから驚くような成果がその人を中心に生まれていくことを示してくれた事例でした。

☆今日の質問☆
スタッフとの信頼を高める上で最も重要なことは何ですか?