第119回 この人に聞く！～人・組織が羽ばたく時～
2023/04/30
株式会社シティリバース 代表取締役 佐藤義康様（其の3）
今回の対談は、株式会社シティリバース代表取締役 佐藤義康様にご協力頂きました。
株式会社シティリバース様は、快適で安全なIT環境を実現する製品・サービスの提供と様々なニーズに柔軟に対応可能なITソリューションを提供されております。
今回は佐藤さまが描く今後のビジョンについてお話を伺います。
金山：先週は佐藤様のキャリアについてお話を伺いましたが、今後描いている夢やビジョンなどあればお話し頂けますでしょうか。
自社製品、自社サービスを提供してく方向にシフト！
そうですね。
もともと私が商社出身ということもあって、受託や委託といったビジネスにはあまり慣れていないんですね。
10年前（正確には9年前）に受託や委託のビジネスを始めた時は、ほぼ全ての社員が社外（お客様先）で働いていましたが、これには今でも何となく違和感があります。
会社も10年経って、ようやく、自社で受託できる案件も増えてきました。
社内にエンジニアを抱えられる体制も維持できるようになり、自社で開発ができる環境も整ってきました。
もともと、商社では製品やサービスをお客様に提供するお仕事をしていましたので、今後はこの環境を活かして、自社で製品を開発したり、自社のサービスを提供していく方向に徐々にシフトしていけたらと思っています。
ランサムウェアの対策ソフトをリリース予定
今年１つリリース予定の製品があります。
ランサムウェアの対策ソフトなのですが、ランサムウェアは、事業規模にかかわらず、多くの企業で大きなリスクだと認識しているサイバー攻撃のひとつだと考えています。
ランサムウェアにかからないようにすることが一番なんですけど、万が一感染してしまっても、重要なファイルを暗号化されてしまうことを防ぐソフトを今開発しています。
コア技術は開発済みで、製品化に向けて必要な機能の実装を行っているところです。
今年中にはリリースしたいと思っています。
金山：素晴らしいですね。
最後にお尋ねしたいのですが、会社を経営する上で大切にしていることがあれば教えて頂きたいです。
社名に込められた想い！
私がIT業界に転職して最初に入った会社は、どちらかというと人を大事にする社風だったんですよ。
しかしある時、規模を拡大しようという経営路線に変わって、組織が変わっていったように感じました。
朝の挨拶訓練など、体育会系的な雰囲気にもなり、組織力といえば聞こえは良いんですけど、個じゃなくて全体でというようなマネージメントに変わっていったんです。
急激な変化に対応できず、離脱してしまう者もいましたし、他社へ転職するメンバーも多くいました。会社の方針として間違っているとまで思いませんでしたが、違うやり方があってもいいんじゃないかなという思いはずっと持っていました。
なので、私が自分で会社を設立するときは、人を大切にしようと考えました。
社名には、City（人や街）+Rebirth（再生）という意味から、「お客様の成長に寄与する」ということと、「人を元気にする」という想いを込めています。会社の内外問わず、人々が困難を克服することをお手伝いできる会社を作りたいと思ったんです。
そういう想いは、会社のバリューとして大切にしています。
金山：社名がそのまま会社のバリューって素晴らしいですね！
この度は対談へのご協力、ありがとうございました。これから益々のご発展をお祈り申し上げます。
今週は佐藤様に今後のビジョンについてお話しを伺いました。
次週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。
会社情報
事業所名：株式会社シティリバース
所在地：東京都千代田区岩本町2丁目16-5 TUCビル7F
事業内容：
・プロダクト・サービス事業
・システム・ソリューション事業
