春の選抜高校野球は、大阪桐蔭高校が4年振りに全国制覇を成し遂げました。
この優勝で春夏通算10回目の日本一を達成。
さすが大阪桐蔭と、改めて感じる選抜でした。
今大会の大阪桐蔭は決して前評判が高い訳ではありませんでした。
秋の明治神宮大会を制した九州国際大学。
近畿大会で大阪桐蔭に大勝し、明治神宮大会でも準優勝だった神戸国際大附属。
昨春全国制覇メンバーが多く残り、メジャーリーグも注目する投手を擁する横浜。
昨夏の全国制覇に貢献した2投手を擁する沖縄尚学。
投打二刀流で大谷選手の再来とも言われる選手がいる山梨学院。
強力な優勝候補が挙げられる中、優勝候補の筆頭までは挙げられていない印象でした。
実際の勝ち上がりも1点差の接戦を制したり、終盤に逆転をする、
粘り強い勝ち方をしていました。
接戦を制することで大会中、チームに自信や勢いがついてきた、
そんな印象を受けた優勝でした。
大阪桐蔭が出場すれば優勝候補筆頭。
常に上位進出が当たり前の超名門校。
地方予選で負けようものなら大きなニュースになる。
そんな学校ですが、昨年は春も夏も甲子園を逃し、悔しい1年を過ごしました。
そして、たった1年甲子園出場を逃しただけで、
「大阪桐蔭の時代は終わった」と言われる。
大きな重圧を背負いながらチームを牽引する西谷監督は優勝後のインタビューで、
「やっぱりね、出なかったらダメになったと言われてしまうんで。」
と答えていました。
投打で圧倒するような強い世代のような勝ち方はできなくても、
今いる選手も優秀で、その選手たちなりの勝負の仕方を日頃の練習から徹底する。
主将である黒川選手は、日々の練習から仲間に厳しい言葉をかけていたそうです。
少しの気の緩みで甲子園を逃した過去。
その悔しい思いを味わわないために、高い緊張感を保った練習を日常とする。
優秀な選手が集まり、高いレベルの練習を日々こなしながらスキルアップする。
真摯に高校野球に向き合う姿勢に心動かされた、そんな選抜大会でした。
夏の甲子園に向けたここからの全国各チームの動向に、
これからも注目していきたいと思います。