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塩崎 真士

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第20回 直働力の高め方 その③

2023/02/24

前回は、次から次に仕事が舞い込んでくる人と
そうでない人の違いは、信頼されているか、
そうでないかの違いで、信頼を失くす理由は
頼まれたこと・お願いされたことを忘れてしまったり、
放置してしまったりすることとお話しました。

今回は、なぜ忘れてしまったり、放置してしまったりするのか
についてお話いたします。

結論から言いますと、
お願いした人と、お願いされた人にギャップがあるからです。
ギャップとは、問題に対する意識の大きさの差です。
人が誰かに何かを依頼するときは、
自分では解決できない問題が発生したときです。
それを一刻も早く解決したいからその問題を解決してくれる人、
解決してくれそうな人に依頼するのです。

例えば、前回の天井の電球交換のお話。
奥様は、天井の電球交換を自分でできるのであれば
あなたにお願いすることなく、自分で電球を取り外し、
同じ物を買ってきて、取り付けを行うでしょう。

しかし、電球は天井の高い所にありますし、
取り外そうとすれば、脚立などに乗らないといけないから
危ないし、
取り外せたとして、同じ物を買おうと思っても、
種類がたくさんあるからどれを買っていいかわからないし・・・

このような問題があって、自分ではできないと判断したから
あなたにお願いしたのです。
また、このような問題は一刻も早く解決したい、そう思っています。
「いつでもいいから」と言ったとしても、本心は「今すぐ、早く」
なのです。

しかし、このような問題に対する重要度・緊急度の意識が、
依頼した人(奥様)より依頼された人(あなた)の方が低いために
忘れてしまったり、放置してしまったりします。

もし、この問題が、あなたにとっても重要かつ緊急であった場合は
なにかをしている途中だとしてもすぐに行動をするでしょう。
しかし、電球交換は重要でもなく緊急性も低い、そう判断した時点から
優先順位はグーンと下がり、忘れていったり、放置に向かっていったり
するのです。

その結果、信頼が徐々に失われていき、
「依頼してもしてくれない人」というレッテルを貼られ、
仕事を依頼されなくなってしまうのです。

では、どうすれば、忘れることなく、放置したりすることなく
行動できるようになるのでしょうか。

このことについては次回お話いたします。