前回は、社員さんへ「気持ちを伝える」ということが大切であるというお話しいたしました。
では改めて
なぜそれが大切なのでしょうか。
気持ちを伝えることで、
・伝える側の人間性や人柄が伝わる
・コミュニケーションが取りやすくなる
・関係性を築ける
結果的に
・仕事の効率が上がる
・社員のモチベーションが上がる
・主体性を発揮するようになる
・社員を生かすことができる
「伝える」ことで得られる効果が絶大!
こんなにもいいことづくめ!!
・・・・なのですが、
「照れるし・・・」
「いまさら・・・」
と、気持ちを伝えるのが苦手だいう方もいらっしゃいますよね。
そのような方にはぜひ読んでいただきたいと思います。
以前、
私のクライアント先の社長さんが
「女性社員の方に、ちょっと注意しただけなのに
トイレまで行って泣き出されて困りましたよ〜」
と言うお話をお聞きしました。
「僕はそんなキツイことを言ったのではないのにね〜」
●なぜ、このようなことが起きてしまったのでしょうか。
社長にお聞きしました。
「普段、職場内でその女性社員と会話したりコミュニケーションはありますか?」
「いえ、ないです」
即答でした(笑)
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「では、朝の挨拶や、帰りは挨拶されていますか?」
「ま〜それはしてますね〜」
「社長から挨拶される場合と、女性社員からされる場合どちらが多いですか?」
「社員からされることが多いですね〜」
「では目はあいますか?」
「目は合わないですね〜」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
社長とその女性社員は、日頃からほぼ会話もなく、コミュニケーションが取れていない状態でした。
普段から社員との「関係性」ができていなかったですし
それが重要だとは思いもしなかったのです。
関係性ができていないと、
何か話した際に、その真意や意図が掴めないばかりか、
その時の
「ものの言い方」
「伝え方」
によっては
ただ非難された、と受け取ってしまう可能性があるのです。
そうなると、注意した本来の目的が果たせないばかりか、
更なる関係性の悪化を招き、モチベーションの低下や、離職といった最悪のループへと発展する可能性があります。
そんなことになっては、元も子もありません。
普段から社員とのコミュニケーションが取れていて、関係性ができていれば
社長のおっしゃることを汲み取れたかもしれませんし、
女性社員からも、
「社長、それはこう言うことですよね」などと
質問したり、確認の会話もできたかもしれませんね。
なぜなら、
普段から関係性が築けていると、
『社長はこのようなものの言い方が普通』
と思ってもらえるからです。
ですので、その社長さんに
まずは、普段から自分の思いを伝えていきましょう。
と言うお話をしました。
しかし、
普段から言い慣れていない、関係性ができていない場合、
突然に、または、今更どう言っていけば良いのか・・・と思いますよね。
実際に、
照れて言いにくい。
今更と言う感じで言いにくい・・・。
と言うお返事が返ってきました。
個人の〇〇が言うと思うと、照れ臭いですし、これまで、そんなこという習慣もありませんので
言いづらいということもわかります。
しかし、
『経営者、社長という役割』、
または
『管理職としての役割』として
『役割が言う』と言うことに焦点を当ててみるようにすればいかがでしょうか。
自分個人としては恥ずかしいし、照れ臭くて気持ちを伝えるなんて
言えたもんじゃない。
しかしながら、
相手の成長を思えば、相手が良くなってもらえればと思えば
その「社長としての役割」、「管理職としての役割」として言ってみるならいかがでしょう。
個を捨てる、というと、表現はおかしいですが
個人の感覚ではなく、
経営者として、社長、管理職の『役割』がそれを言わせるとすると
個を逸脱したもう一人の自分がそこにいるのではないでしょうか。
是非、チャレンジをしていただけたら嬉しいです。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
「部下を生かすためのワンポイントアドバイス動画」無料プレゼントしています
こちらからどうぞ
↓ ↓ ↓