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金山 正明

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第79回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2022/07/03

株式会社クラスキャット 代表取締役 佐々木 規行様(其の3)

今回の対談は、株式会社クラスキャット代表取締役 佐々木 規行様にご協力頂きました。
株式会社クラスキャット様は、独立系ソフトウェアベンダとして1995年から様々な自社パッケージを提供されております。
また2016年からは、「人工知能研究開発支援」をメインビジネスとして、人口知能研修サービス、テクニカルコンサルティングサービス、実証事件サービス、プロトタイプ構築サービスを展開されております。
今回は株式会社クラスキャット代表取締役 佐々木 規行様が描く今後のビジョンについてお話をお伺いします。

金山:先週は株式会社クラスキャット創業前のキャリアについてお話しをお伺いしましたが、今週は佐々木さまが描く今後のビジョンについてお話しを聞かせて頂けますでしょうか。

次世代の育成で社会に貢献!

そうですね。
60歳にもなりまして、ずっとこの会社の最前線でやってきましたので、思うことは沢山あります。

今まで新しいものをどんどん作ってきましたが、やはり立ち上げに時間がかかるんですね。これからもソフトウェア一辺倒というのはぶれないところなのですが、今後は教育に力を入れていこうと考えています。

今回の対談でもお話しさせて頂いたように、コンピュータがこの世に生まれて広まってきた時代と共に私は生きてきました。
こういった経験をもとに次世代を育てていきたいと思っています。
今ではプログラミング教育が小学校で必修になるなど、時代も大きく変化していますから、ビジネスという観点だけではなく、社会に貢献できればと考えています。

金山:次世代のIT人材育成は、日本の大きな課題ですよね。
佐々木さんのようなご経験と想いを持った方が次世代を教育されるということはとても価値がありますね。
他に会社として描いているものはありますか。

日本のIT化をもっと支援したい!

今はグローバルにサービスを展開している企業を支援していることが多いのですが、日本企業のIT化がもっともっと必要だと強く感じます。
先日も物流系の会社さんからAIの活用について依頼があったのですが、マネジメントや現場を見て、どれほどIT化されていないか身をもって感じましたし、2020年からはじまったコロナ対応においても、日本のIT化がいかに遅れているかということが世界に露呈されましたよね。

Information Technology Officerという職種がアメリカでは存在します。
自分たちの事業をITを使っていかに有効に、有益に伸ばしていこうという役割を担うのですが、そういった役割を担う職種が日本には存在しないんです。
なので、日本のIT化を支援するために、今後CTOの支援を強化していこうと考えています。
それが日本企業のIT化、日本のIT化を促進することにつながると信じています。

金山:素晴らしい取り組みですね!
佐々木様の今後の活動が楽しみです。
この度は経営者対談へのご協力、ありがとうございました。
これから益々のご発展をお祈り申し上げます。 

今週は佐々木様に今後のビジョンについてお話しを伺いました。
次週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づき、そして人、組織の育成に活かすためのポイントをお届けします。

会社情報

会社名:株式会社クラスキャット
本社:茨城県取手市桜が丘 4-48-7
HP:https://www.classcat.com/
事業内容:
・Deep Learning フレームワークの提供 (TensorFlow)
・BigDataフレームワークの提供(Apache Spark)
・機械学習・BigData 実証実験コンサルティング
・テクニカル・新規ビジネスコンサルティング(人工知能)
・パッケージソフトウェアの企画・製造・販売(SaaS)
・テレワークサービスの提供