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益田 和久

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第65回 電子マネー

2022/06/02

みなさんは、日常生活で電子マネーをどのくらい活用されていますか?
交通機関を利用するときや買い物をするときなど、今やあらゆるところで電子マネーが使えるところが増えたので、現金を使う機会が少なくなったなぁと感じます。
ですからちょっとした外出のときは、スマホと数千円持ち歩いていれば事は足ります。

極端な話、財布を忘れてもスマホがあれば何とかなります。逆にスマホを忘れたら、すごく焦ります。
そして、毎回財布から現金を出すことがものすごく面倒だと感じてしまいます。
現金主義という方もいらっしゃるので、一概にはいえませんが、電子マネーは私たちの日常生活にすっかり根付いているのではないかと思います。

私の実家は鹿児島で、年に1回は家族で帰省をしていたのですが、コロナ禍になってからはそれができていません。
一人孫の成長を楽しみにしている両親も、ビデオ通話越しに話はできても直接会うことができず、何となく寂しく感じていたはずです。
ましてやここ2年くらいは、高校の文化際活動や受験勉強を頑張っていたので、お年玉やご褒美のお小遣いもあげたいと思っていたのではないでしょうか。

それがある日の朝、息子から「ばあちゃんからLINE Payでお小遣いもらった」との申告(笑)
元々私の母はPCやガジェット類が好きで、普段からiPhoneやiPadを年齢の割には使いこなしているので、さほど驚かなかったのですが、同世代の友人に話すと結構驚かれた上で、「それが一般的なやり方になると“会う機会がない”という理由で親戚にお小遣いをあげないという言い訳ができなくなるので、あまり広めないでほしい」と懇願されました(笑)

息子にも中学生の頃から、必要なお金は用途に応じて現金と電子マネーを併用して渡していました。
お金を落とす(なくす)心配もありませんし、使用用途もわかりますよね。
それは大人にも全く同じことが言えますよね。
私は(最近こそ在宅が増えましたが)電車やタクシーを使うことが多いのですが、履歴が残るので交通費精算もスムーズです。
タクシーもアプリを利用すると、後から領収書も発行できるのでもらい忘れも心配しなくていいですね。
外出の多いビジネスパーソンは、交通費精算業務がスムーズになっているのを感じているのではないでしょうか。

最近では、駐車場の精算も電子マネーが使えるところが増えてきました。
車を出庫するときに小銭がなくて、泣く泣く近くのコンビニを探して買い物をした経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで最近感じたことがあります。
コインランドリー。
最近のコインランドリーは、ふとんやカーテンなどの大きなものが洗えるところが増えてきました。
我が家も時々利用しているのですが、先日利用したときに、ふとんの洗濯乾燥が1800円でした。
これを利用するのに、1000円札を2枚、両替機で20枚の100円玉に替えて、それを1枚ずついれていくわけです(苦笑)1000円札を受け付ける機械はないのかなと思いましたが、こういうときこそ電子マネーが必要かと思います。
洗濯中も多くの人がスマホを見ながら過ごしていますし、スマホがあれば小銭も用意しなくていいですよね。
何よりもコインランドリーから現金強盗も少なくなるはずです。

大手のコインランドリーチェーンは、電子マネー決裁付帯の機械が増えてきているようですが、他のところも追随して欲しいですね。
お店側、お客様側両方にもメリットがあると思います。

外国人の知人と話をすると、日本は電子マネー導入が遅れているとよく言われます。
「いつもニコニコ現金払い」というように、未だ現金しか使えないというお店もあります。
また自動販売機があれだけ路上にあって、強盗がこれくらいで済んでいるのは日本だからといわれますが、自動販売機でも電子マネーが使えるものが増えてきましたね。
少しずつ時代は変わってきているのだと思います。

電子マネーの活用によって、ライフスタイルも着実に変わってくるはずです。
賛否はそれぞれありますが「時間短縮」「履歴の見える化」「セキュリティ」という3点だけでも、積極的に推進する価値があるではないかなと思う今日この頃です。