HACHIDORI NO HANE(ハチドリのはね)HPトップ

高松 秀樹

ホーム > 高松 秀樹 > 記事一覧 > 第4回:従業員幸福度を高める

第4回:従業員幸福度を高める

2021/01/09

「しあわせ経営」という言葉を最近よく耳にします。「社員の幸福度で会社の業績が変わる」という考え方です。

「従業員幸福度」の世界1位はネットフリックス。トップ10には、ブルームバーグ、グーグル、テスラ、フェイスブック、リンクトインなどの好業績企業が名を連ねていますので、この考え方は、さらに拡がっていくことかと思います。

似ている言葉に、「従業員満足度」がありますが、こちらは目に見える働きやすさに着目したもので、従業員の労働条件や賃金、職場の設備などの評価を表したものです。

では「従業員幸福度」とは、どのようなものなのでしょうか?

そもそも幸福学の研究では、幸せには「地位財」と「非地位財」2種類があり、前者はお金やモノ、社会的地位など、他人と比べられるモノを指します。一方、後者は精神的、身体的、社会的に良好な状態からもたらされるモノを指すのです。

一般に、「地位財」は“金銭欲・物欲・名誉欲”などであり、その幸せは長くは続きづらく、際限なく人を惑わすものだとも言えるでしょう。

「非地位財」は“健康・安全”に加え、“心の豊かさ”という人それぞれが主観的に感じる、目に見えないモノまで含まれているのです。

目に見えづらい幸せの向上を目指すには、以下4つのポイントに着目する必要があるようです。

1.自己実現と成長(やってみよう)
2.つながりと感謝(ありがとう)
3.前向きと楽観(なんとかなる)
4.独立と自分らしさ(ありのままに)

大手のみならず、これからの会社、組織には、ますますニューノーマルな働き方や場づくりが求められていることを感じます。