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金山 正明

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「ストレスをなくす」は逆効果? 本当に大切なのは○○だった

2025/03/30

先日とある経営者仲間と食事をしているときにストレスに関する話題で盛り上がりました。

家庭内のこともあれば仕事の中でのこと、年を取って感じるようになったストレスなど、ストレスを感じるポイントも人それぞれで面白い話題でした。
季節の変わり目というのも影響してか、皆さん日々ストレスを感じることが多いのかもしれません。
こんな話をしているうちに、以前研修事業者の集まりで聞いたストレスに対するお話を思い出しました。

「ストレス=悪」ではない

ストレスをネガティブにとらえることが多かったのですが、ストレス自体は悪いものではないんですね。
現代社会では、なんとなく「ストレス=悪」という認識を持たれている方が多いのではないでしょうか。
私もストレスをためないように意図的に運動をしたり、好きなことをする時間を持ったりしています。

心理学者の Kelly McGonigal 博士が、以前TED においてストレスに関するお話をされました。
調査によると「ストレス自体が身体の健康に悪影響があるわけではない、疾患率や死亡率と関係があるのは、ストレスに対する我々の考え方だ」というのです。
彼女が言及した研究では、8 年間にわたって 3 万人の成人を追跡しました。
研究参加者は、「昨年どれくらいのストレスを経験したのか」と同時に、「ストレスはあなたの健康に悪いと思うか」、という質問に回答しました。
その後、公的な記録を使って、どの参加者が亡くなったのかを調べました。
判明したことは、強いストレスを経験したがストレスを悪いものだと考えていない人たちが、比較的ストレスの少ない人たちを含めても死亡率が最も低い、ということでした。

McGonigal 博士は言います。
「ですから、私の、健康心理学者としての目的は 180 度転換されました。もはや、ストレスを取り除きたいとは思いません。ストレスと「よりよく」付き合うようにすることです」
ストレス=悪と考えている人は多いですが、ストレスに対する「考え方」が健康に影響を与えるというのは興味深い視点ですよね。
McGonigal 博士の研究を踏まえると、ストレスを「成長の機会」と捉えたり、「自分の人生に意味があるからこそ感じているもの」と考えるだけで、健康リスクが下がる可能性があるわけですね。
運動したり好きなことをするのも大事ですが、「ストレスをなくすために」というより、「ストレスを活かすために」そうした習慣を持つと、より前向きな影響があるかもしれませんね。

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