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長谷川 満

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第202回 仕組みの中で働く人と仕組みをつくる人

2024/10/23

仕事において、
仕組みの中で働く人と仕組みをつくる人には
大きな違いがあります。


これは、組織の成果や効率に深く関わる問題であり、
企業の成長や成功にとって非常に重要です。


まず、仕組みの中で働く人とは、
既存のシステムやプロセスに従って
仕事を遂行する人々を指します。


多くの場合、
彼らの役割は明確に定められており、
具体的なタスクが決まっています。


彼らは与えられた目標に向かって、
日々の業務を淡々とこなします。


ルールや手順に基づいて動くため、
効率性や正確さが求められます。


しかし、彼らの視野は限られがちで、
全体のプロセス改善や新しいシステムの構築に
積極的に関わることは少ないことが多いです。


与えられた環境の中で、
いかに成果を上げるかが彼らの課題です。


一方で、仕組みをつくる人とは、
現行のシステムやプロセスに対して課題を見つけ、
改善案を考え出し、
組織全体の効率や成果を
向上させる役割を担います。


彼らは、常に現状を分析し、
問題点や改善点を見出すために、
広い視野と深い洞察力が必要です。


また、新しいアイデアを試し、
リスクを取りながらも
未来を見据えた施策を実行します。


仕組みをつくる人は、
組織の全体像を理解し、
長期的な視点で考えるため、
短期的な利益や成果だけでなく、
持続的な成長を重視します。


これら二つのタイプの人々は、
組織内でお互いに補完し合う
役割を果たしていますが、
それぞれの働き方には
異なるスキルセットと思考プロセスが必要です。


例えば、仕組みの中で働く人は、
与えられたタスクを高い精度でこなすために、
専門知識や技術に特化しています。


一方、仕組みをつくる人は、
全体のプロセスを理解し、
他の部署や業務との連携を考慮に入れた、
柔軟な発想力や問題解決能力が求められます。


企業にとって重要なのは、
どちらか一方に偏るのではなく、
両者のバランスをうまく取ることです。


仕組みの中で働く人々が
安定的に業務を遂行する一方で、
仕組みをつくる人々が絶えず改善策を講じ、
新しい価値を生み出すことで、
組織全体の生産性や競争力が向上します。


特に、変化の激しい現代においては、
常に改善と革新を追求する文化を持つことが、
長期的な成功に繋がります。


さらに、組織内で育成されるべきは、
仕組みをつくる視点を持ちながらも、
仕組みの中で高いパフォーマンスを
発揮できる人材です。


つまり、現場の業務に精通しつつも、
全体を俯瞰し、
問題解決に向けて
積極的に関与できるような人材です。


こうした人材は、
組織にとっての貴重な資産となり、
将来的にリーダーシップを
発揮することが期待されます。


結論として、
仕組みの中で仕事をする人と仕組みをつくる人は、
異なる役割を果たしながらも、
企業の成長と成功には欠かせない存在です。


両者が協力し合い、
それぞれの強みを活かすことで、
組織全体の生産性と競争力が向上し、
持続的な成長が実現されるでしょう。


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