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金山 正明

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第25回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2021/05/30

ライトアーム株式会社 妹尾建二 社長(其の1)

今回の対談は、ライトアーム株式会社 代表取締役の妹尾 建二様にご協力頂きました。
ライトアーム株式会社様は、コンサルティング事業、システム開発事業、販売代理事業、ブライダル事業の4つの事業と、HRクラウドサービス(keicho(ケイチョウ)https://www.ra-keicho.com)を展開されています。
今回は現在の会社紹介と共に、創業ストーリーをお届けいたします。

金山:ライトアーム様は、多岐にわたって事業展開をされていますが、どのようにスタートされたのでしょうか。
創業時のストーリーを聞かせてください。

会社は2016年に立ち上げたのですが、最初の2期に関しては一人でシステムコンサルティング事業などを行いながら今後の会社の方向性を模索しておりました。
ですので、本格的に人を雇って事業を伸ばしていこうと決めたのは2期目の終わりごろですね。

最初は一緒に船に乗ってくれる優秀なクルーを募集することからスタート

一番最初に着手したのが、優秀な人材を集めるためのオフィスの準備です。
皆さん驚かれるのですが、社員ゼロ、これから事業を伸ばしていこうという会社でしたが、私は家賃の高いオシャレなオフィス(60万円)を選びました。

これには理由がありまして、例えば私がこれから大海原に出ようとしている中で、気の知れた仲間と二人であればイカダに乗って出航するかもしれません。
ですが、全く知らないクルーを外部から募集して出航しようとしていましたので、港にイカダと手漕ぎボートと漁船があるとすれば、優秀な人材はどれに乗ってくれるかと考えた時に、クルーザーは準備できなくても漁船くらいは準備をしようと思いオフィスを用意しました。

すると、社員ゼロの会社でしたが、求人に対しての応募数は363人、52人面談をした結果7人に内定を出しました。
もちろん皆さん優秀で、他の企業でも内定をもらっているメンバーでした。
社員ゼロでこれから3期目を迎えるベンチャー企業に、この優秀な人材が何人入ってくれるんだろうと思って内定を出しましたが、結果7人全員が入社してくれることになったんです。
お陰様で出港後のスタートダッシュはうまくきれました。

金山:オフィスも採用も一気にアクセルを踏んだ形ですね!
それから軌道に乗るまではどれくらいかかったんでしょうか。

毎月300万円の赤字を半年で黒字化

黒字化するまでは、他の採用メンバー含めて10名のメンバー全員がそろってから6か月かかりましたね。
当時は、オフィスのフリーレントがきれて、人件費もかさんで毎月300万円の赤字が出ていました。

会社って人が増えてくると拡大途中にハレーションが起きて問題が起こる事が多いと思いますが、弊社もだんだんと帰属意識に差が出はじめて、会社に対する裏切り行為が見られるようになりました。
会社としては生き残りをかけた半年間でしたが、そういった中で、半分くらいが辞めていきました。
ある意味これも想定内ではありましたが、良い人材が半分も残ってくれたわけです。
結果的に弊社は、6か月後に黒字転換することができました。

金山:なるほど。本当に会社に必要なコアメンバーだけが残ったということですね。
次週は、創業から現在に至るまでのストーリーとターニングポイントについて聞かせてください。

会社情報

会社名:ライトアーム株式会社
本社:東京都千代田区神田東紺屋町28-1 VORT神田Ⅱ8階
コーポレートサイト:https://rightarm.co.jp/
事業内容:・コンサルティング事業 (IT・HR)
・システム開発事業
・販売代理事業
・ブライダル事業
・自社サービス運営