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益田 和久

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第6回 チャットツールを使いこなす

2021/04/15

コロナ禍以降、在宅勤務やワーケーション等の“時間や場所に制約されない働き方”が増えたことにより、職場(チーム)コミュニケーションの効率化、合理化についての相談が、これまで以上に増えてきました。

最近ではビジネスチャットを導入するところが増えていますし、弊社も導入をオススメしています。
ビジネスチャットとは、「LINE」や「Facebook messenger」等の個人向けチャットのビジネス向け機能を強化したもので、主要なものとして「Slack」「チャットワーク」「LINE WORKS」「Microsoft Teams」等があります。
(弊社は「Slack」を使用しています)

プライベートのコミュニケーションでは、メールよりもチャットツールを使うことが多いと思いますし、チャットが気軽に、スピーディーに使いこなせることを、みなさん実感しているのではないでしょうか。

とはいえ、まだ企業の導入率は3割程度に留まっており、ビジネスではまだまだメールが主流です。
「チャット」は「メール」とどんなところが違うのでしょうか。

チャットは、簡潔な文書や一言キーワード、場合によってはスタンプだけでをメッセージを送ることができますね。
やりとりの履歴が見えやすいこともあり、合意や結論も導きやすいですね。
グループを組めば、複数の人とも会話ができます。

ただ一方で、脱線もしやすかったり、メッセージが簡潔すぎて伝わりづらいこともあります。
また、矢継ぎ早にメッセージが飛び交うと、レスポンスを迫られているようで、人によっては窮屈な感じをすることもあります。

メールは、ビジネス文書作成業務の一つであり、考えて書かないといけません。
正式な連絡や決定事項の周知、御礼やお詫びには向いています。
チャットよりも「オフィシャル」な印象が強いと思います。

ただし、メールはよく考えてから文書作成をしますし、返信するのも自分のペースなので、時間がかかります。
また一つの案件でメールの往復が続くと、履歴も見づらくなるので、話し合いを重ねていく内容には向いていないと思います。

上記のことから、チャットとメールには、それぞれ特性がありますので、場面や状況で使い分けるのがいいと思います。
最近では、社内(チーム内)はチャット、社外はメールという使い分けをするお客さまが多いような印象を受けます。
チーム内コミュニケーションに必要な「複数人で、ざっくばらんに、スピーディー」という要素を考えると、必然かもしれません。

また、ビジネスチャットは、案件毎にグループを変えたり、一つの会話の中で複数の話題になった場合、内容毎にスレッドを分岐させることもできるので、メッセージが埋もれることはありません。
また、ビデオ会議やクラウドストレージ、投票機能等の様々なアプリとも連携することもできるので、使いこなすほどに、コミュニケーションの質が高まります。

導入されたお客様からは、「コミュニケーションの見える化が進んだ」「意志決定が早くなった」「主体的な提案が増えてアウトプットの精度があがった」という声も数多く聞かれます。

社内で、いろんな制約があるとは思いますが、まずは身近なチーム内やプロジェクト内から使用してみてはいかがでしょうか。
必ずや、手応えを感じていただけると思います。