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高松 秀樹

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第130回:愛される企業キャラクター

2023/06/10

「お客様ごとの楽しみ方をしていただき、大変うれしく感じています。これまで、『◯◯◯』の売上は年々下がり気味でしたが、、、2005年に『アジパンダ』瓶に変わったことで売上が回復し、直近数年もさらに伸長しています。『アジパンダ』のおかげですね!今後もがんばってもらいたいと思います!」

とは、とある大手企業広報のお言葉。

それに対して、

「僕は、アジパンダ。すべての人に、食の楽しさと可能性、
そしてイキイキと生活を楽しむことを伝えたくて、『◯◯◯グループ』のグローバルアンバサダーになったんだ。」

と、回答するアンバサダー。

一体どこの会社さんでしょうか?

そうです。世界の食卓、食堂にもお馴染みの「味の素」です。

透明の瓶に赤いフタ。瓶に描かれている可愛らしいパンダが特徴的です。

生まれつき体の模様がエプロン柄になっているようで、「『味の素』の良さを多くの人に知ってほしい!」という思いから、2005年にボトルデザインに起用されたのだそうですが、

ユーザーからは「かわらしい」「親しみやすい」と評判で、特に若年層の新規ユーザー、とりわけ、若年の単身層や、DINKS層などに『アジパンダがいることで手に取りやすい』と好評を獲得し、現在ではコーポレートキャラクターとして活躍し、すっかり「味の素の顔」となっています。

そんな「アジパンダ」の公式サイトがあること、ご存知ですか?

味の素の歴史や社風が、社員インタビューなどから学べたり、オンライン会議用の壁紙をダウンロードできたり、と様々な工夫が取り入れられている、とっても可愛らしいサイトなのです。

現在、「24の国・地域」に工場を展開し、世界中のユーザーに「味の素」を届けている「味の素株式会社」ですが、「アジパンダ」瓶が販売されているのは、実は、日本とフィリピンだけ。

同社の今後のさらなるグローバル展開とともに、「アジパンダ」瓶も世界に進出していくのでしょう。

企業PRのやり方には、様々な手法がありますが、

「カールおじさん」「Suicaのペンギン」「エネゴリくん」「ペプシマン」などなど、

愛されるキャラクターを生み出すことは、企業への興味・関心・好感度を高めてもらえることへの近道なのかもしれませんね。

https://www.ajinomoto.co.jp/ajipanda/
※ご興味あれば、ぜひ!