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金山 正明

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第121回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2023/05/14

株式会社白亞 代表取締役社長 糸井謙司様(其の1)

今回の対談は、株式会社白亞 代表取締役社長 糸井謙司様にご協力頂きました。
株式会社白亞様は、1981年の創業から現在まで、お客さまの「お役に立ちたい」を合い言葉にハウスクリーニング事業、害虫駆除事業など、衛生に関わる事業を展開されております。
今回は株式会社白亞様の会社紹介と共に創業ストーリーをお届けいたします。

金山:最初に会社についてお尋ねしたいのですが、株式会社白亞様はどのような会社になるのでしょうか。

家庭、オフィス、害獣害虫駆除など、特殊清掃のエキスパート集団!

1981年にダスキンの加盟店としてハウスクリーニング事業をスタートして、茨城県の中で一番長くやっている会社になります。
中心的な業務は、ハウスクリーニングや害虫駆除といった人が行ってお掃除したり害虫駆除したりすることがメインとなります。
また、消毒や、衛生に関わる商材の販売も行っております。
そして、私が2代目の社長になるのですが、自身の体験を基に2代目社長向けの業務サポートや経営コンサルタントとして経営サポートを提供しております。

金山:2代目社長向けの経営サポートというのは面白い切り口ですね。

今は主に2代目社長向けに経営サポートをしているのですが、私も2代目でよく分かりますが、想いを社員にうまく伝えられない方が多いんですよね。
なので、共感をベースにマネジメントしていく、共感をベースにマーケティングしていくというのを中心にサポートしております。

金山:40年以上も続く会社だと思いますが、会社の創業期のことは覚えてらっしゃいますでしょうか?
もしよければお話し聞かせてください。

ガソリンスタンドの爆発事故を機に一念発起!

そうですね、現在の会社は私が10歳か11歳の頃に父が起こした会社になります。

父は結構波乱万丈な人生を送ってきた人なんです。
大阪の堺という地のガソリンスタンドで勤めていた頃、爆発事故があったんですよ。
その中心に父がいたため、全身に火傷を負ってしまいました。
特に露出していた部分はひどく、顔は焼けて皮膚がテロテロになり、4,5年ほどだと思いますが、長期の入退院を繰り返すことになったんです。
なんとか生き延びることができたのですが、火傷のため顔は非常にひどい状態になり、ガソリンスタンドで表の仕事はできなくなったんです。
そんな時、父が入院中にダスキン創業者の本を読み、考え方に共感し、ダスキンの加盟店を募集していることを知りました。
父親はすぐに面接に行きましたが、本部側は父親の顔に驚かれ、家に訪問する仕事を任すことに不安があったようです。
しかし、父親は「大丈夫です」と言い、茨城県にまだ出店している人がいないことを聞き、茨城県の土浦市に出店することにしたんです。

ただ、父親は茨城県出身ではありましたが、北部の人間であり、土浦市については小学校の遠足で一度しか訪れたことがなかったそうです。
それでも父親は、その土地で1年2年と努力を重ね、事業を成功に導いたんです。
ものすごい努力だったと思います。
顔が火傷でひどい状態でしたから、家に入ると子供がびっくりして「お化けが来た!」と言ってお母さんを呼びに行くこともあったようです。
そのぐらいの状態でも一軒一軒飛び込み営業しながら家を回ったそうです。
ただ父は、火傷した顔をハンデだと思っていなかったそうで、「そんな顔だから一回見ただけで覚えてもらえるんだ」って言いながら仕事してましたね。

金山:大変な事故にあわれたんですね。
そんな中会社を一から起こすって凄いです。
次回は、糸井様のキャリアと一代目が築いた会社をどのように引き継ぐことになったのかお話しを聞かせてください。

今週は株式会社白亞様の会社紹介と共に創業ストーリーをお届けしました。
次週もお楽しみください。

会社情報

事業所名:株式会社白亞
所在地:茨城県土浦市中高津2-17-15
HP:http://www.hakua-group.jp/
事業内容:
・各種ハウスクリーニング及びビルメンテナンス事業
・ペストコントロール事業
・殺菌・抗菌・消毒・環境浄化・環境美化事業
・メンテナンス機器・環境衛生食品の販売事業
・光触媒事業及び清掃・抗菌関連商品の販売事業