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金山 正明

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第106回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2023/01/15

株式会社ハッピーパートナー ディーキャリア新松戸オフィス 施設長 野本大介様(其の2)

今回の対談は、ディーキャリア新松戸オフィス施設長の野本大介様にご協力頂きました。
ディーキャリア新松戸オフィス様は、「やりがいを感じられる仕事探し」×「あなたらしい仕事探し」を実現する就労移行支援事業所です。

※就労移⾏⽀援事業所は、障害のある⽅が就職するための「訓練・就職活動」の⽀援をおこなう障害福祉サービスです。(厚⽣労働省の許認可事業) 

ディーキャリア新松戸オフィス様は、ADHDや自閉症スペクトラムなど⼤⼈の発達障害の方に特化したコンテンツで、⻑期的な就業に向けたサポートをおこなっています。
今回はディーキャリア新松戸オフィス施設長である野本様のキャリアについてお話しを伺います。

金山:先週は、ディーキャリア新松戸オフィス様の会社紹介と共に創業ストーリーを伺いましたが、ディーキャリア新松戸オフィスに関わる前はどのようなキャリアを歩んでこられたのでしょうか。

仕事の楽しさと現実の厳しさ

普通こういうのって新卒で入った会社のキャリアから話しするものだと思うんですけど、私の場合、浪人中にはじめた最初のアルバイトの経験がすごく印象に残っているのでそこから話しさせてください。

実は浪人中にですね、受験ノイローゼになっていまして。
家からほとんど出ることができなかったんです。
一日中部屋から出ることもなく、誰にも会いたくないなって。
そんな時に親が近くにラーメン屋ができてアルバイト募集してるから面接行ってみればって言ってくれたのがきっかけで面接に行って働くことになったんです。
そしたら、「アルバイトしたことないのに接客ちゃんとできるね!」って店主が褒めてくれたり、友達がわざわざ食べに来てくれたり、すごく楽しかったんです。

そんなアルバイト時代を過ごして大学を卒業したのですが、新卒で入社した会社での出来事は今でも鮮明に覚えていますね。
就職氷河期だったこともありますが、安定的な仕事を求めて食に携わるお肉の卸をやっている会社に就職しました。同期は私合わせて3人でしたが、入社後一緒に頑張ろうって言いながら、朝早く出社してトラックをピッカピカに磨くなど、新卒ながらできることを探してやり始めました。
そして入社後1週間がたったころ、当時の先輩から「朝のトラック磨き、1年後絶対にやってないからやらなくていいよ。寝て休めよ。」って言われたんです。
世の中狂牛病が流行して、お肉が売れなくなると、先輩方は喫煙所で転職の話しばかり。
アルバイトのころ感じた仕事の楽しさは全くありませんでした。

狂牛病で肉が売れないせいか社内はいつもピリピリ。
営業には無理やり新規のノルマが課せられ、卸先も売れなくて困っているのに勝手ですよね。
営業に行くと名刺を破られたり、罵声を浴びせられたり、「お前んちテレビないのか。ニュース見ろ!」と言われたこともありました。
そんな環境かで次第に心は病んで入社後8カ月で退職をしました。

アルバイトから人事へ!

退職後しばらくはふらふらしていたのですが、時給が高いこともあって、パチンコ店でのアルバイトを始めることにしたんです。
2年ほどそこでアルバイトをしたのですが、当時アルバイトリーダーをやらせてもらって、アルバイトの評価制度を作るなど、任せてもらえる環境があったので楽しかったですね。
給料も新卒で入った会社よりも高く27万ほど頂いていました。ただ、年齢を重ねるにつれ一緒にアルバイトをしていたメンバーが就職していき、自分もそろそろ就職しなきゃなという思いはありました。
そんな時にアルバイトをしていた会社から人事にならないかって声をかけてもらったんです。
人事という仕事もあまりわからず入社しましたが、会議の運営や社内報の作成、新卒採用や研修もやらせて頂きました。
新卒採用は5年間経験しましたし、今思えばとても良い経験をさせてもらってますね。

金山:面白いキャリアですね!
様々な経験をされているところが今の仕事にも活かされているのではないでしょうか。

次週は野本様が描く今後のビジョンについてお話し聞かせてください。

会社情報

事業所名:ディーキャリア新松戸オフィス
所在地:千葉県松戸市新松戸4-37 野沢天祐堂第2ビル5階
HP:https://dd-career.com/office_data/shin-matsudo/
事業内容:就労移行支援