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塩崎 俊樹

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【第106回講座】運用代行という仕事③

2022/12/22

弊社で飲食店を中心にサポートさせて頂いているGoogleビジネスプロフィールの運用代行の仕事。
この仕事が増えていくにつれて見えてきた、この運用代行市場の広がりについて引き続きお話していきます。

運用代行の必要性は今後益々加速していくとみています。
その理由の中で飲食業界にとって避けることができないことが、少子高齢化による人口減少に加えて、海外からの人材も減少していくリスクがあります。
SNSに比較的強い若手人材は、少子高齢化の影響を受けて年々減少し、飲食店にとっては取り合いになっています。
ホールのアルバイトスタッフの求人倍率は3倍以上、厨房になるとさらに高くなっています。
社員採用になるとさらに高い倍率となっており、人を雇うこと自体が難しくなっています。

働き手が会社やお店を選ぶ時代。
その時代の中で働き手は、副業することも自由になっています。
いくつかの職場を掛け持ちで働くことも当たり前になってきています。
そのことに対してお店側が止めようとすると、辞められるリスクがあるため、働き手の希望を優先するようになっています。

その結果、働く時間は週1回や2回が多く、毎日や週5日など今から10年ほど前までは普通にあったことが今ではほぼなくなりました。
その結果、社員の負担が大きくなり、少ない人数での長時間労働が避けられない状態が現場で起こっています。

さらにもう一つ大きな懸念は、海外からの人材が日本で働くことに魅力を感じなくなっていることです。
今までは日本人の減少を海外人材で補うことができました。
しかし、30年間賃金がほぼ変わっていない日本は、東南アジアや韓国、台湾などにも時給や給料の面で追い抜かれる事態になってきています。
その結果、出稼ぎ目的で日本に来ていた海外の人も日本で働く理由がなくなってきているのです。
その結果、日本で働く海外人材も期待できなくなります。

これらの理由による人材不足が避けられない状況の中、今後会社・お店で実施することが難しくなるのが人材育成の機会です。
人を育てるという機会を社内で持つことが難しくなります。
しかも手間と時間がかかることほど、その時間が取れなくなります。

その結果業務は細分化され、外部に任せるべき領域の業務と社内で行うべき業務に分かれてくるようになると捉えています。
その中の一つにSNS等の運用代行を通じた販促策があるのです。
市場が縮小する中で販促は素人的視点では難しくなります。
専門的知識を持ち、集客を理解した人たちの手で行わない限り、今後集客はできない時代が来ると捉えています。
それくらい、飲食業界は厳しい市場になります。

今までは知識がなくても集客ができて経営ができた時代から、知識を学んで実践しないと集客ができない時代になっていきます。
その一番の理由は、お客様が賢く変化しているからです。
そのお客様の変化は、インバウンドについても同じことが言えます。
お店が選ばれ続けるためには、集客をはじめ専門的な知識が必要になります。
でもそれらの知識を学ぶには時間もお金も労力も必要になります。

それらの負担を少しでも軽減し、お店の成長に繋がりやすくする救世主的な方法の一つに外部の専門家による運用代行があります。
この運用代行は少子高齢化による人口減少社会を生き抜くための、一つの手段であり、必須の手段になりつつあると捉えています。

運用代行の必要性が高まっている背景についてお話してきましたがいかがでしたか?
運用代行という一つの考え方について、まずは受け止めることが大切です。
次回は、運用代行先を探していく上で、どのような視点を大切にしていくべきかについてお話していきます。

今回も最後まで御覧頂きありがとうございました。

☆今日の質問☆

あなたのお店を社内スタッフに任せることが難しくなっているどのような業務がありますか?

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