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三原 勇気

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第8回 解決するための方法③2on2の実践

2022/09/24

2on2とは、2対2の4名で特定の話題について対話を行う手法のことを言います。
1対1では話しずらいことも複数名で話すことで話しやすく、
議論も深まりやすくなります。

2on2にはルールがあります。
それは、
「解決策を見出さないこと」。

こうするべきだ。こうあるべきだ。
という正論を見つけるために実施するものではありません。

課題(問題)を様々な視点で捉えて、
認識を深めたり、見えなかった部分をお互いに見ていくことができることが
ゴールとなります。

2on2でのおススメの進め方があります。
3ステップにまとめたので参考にしてみてください。


①課題の抽出⇒命名
最近園内で起こっている課題に「~おばけ」という名称をつけます。
例えば、「なまけものおばけ」
『誰かがやってくれるだろう、、、』という思いで、気づいているけど後まわしにするようなこと、ありませんでしょうか。

今回は、この事象を「なまけものおばけ」と名付けて、2on2のテーマとします。
このおばけをイラスト化してみてもいいですね^^

課題を、”おばけ”に置き換えて雰囲気をゆるめることで、
より客観的に課題を捉えることができます。


②メンバーの選定
◎ファシリテーター(話を進行していく人)
◎課題に関係のある人
◎課題に関係のある人
◎第三者の視点をもった人

この4名構成で進めるように、選定します。


③2on2の実施
ファシリテーターは、話しの着地点が解決策につながらないように、
質問をしていきます。

「~おばけについてどう思いますか?」
「~おばけについてどう感がていますか?」
「~おばけはどうして発生すると思いますか?」
「~おばけはどんなときに発生しますか?」
「~おばけはどんな問題につながりますか?

等、様々な質問をイメージしておきましょう。

また、発言者が話しているときは最期まで話を聴ききるように、
場を進行していくことも大切です。



是非こちらの3ステップを参考に、
課題の深堀ができる2on2を実施してみてください。