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三原 勇気

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第4回 課題解決に必要な考え方ぎゅぎゅっと5点セット

2022/07/30

今回もお読みいただきありがとうございます。

課題解決に向けて、そもそもの考え方として
必要な内容を5つにまとめました。

この考え方があるとないとで、
マネジメントの姿勢が変わり、
現場の保育士の態度や雰囲気も変わってきます。

是非ご自身の現場と照らし合わせてみてください。


①心理的な安全がないと本音を話せない
何をやっても否定される状況だと、
不満の先の本当に伝えたい想い(本音)は、
重いカギをかけたままです。

「これを言ってもどうせ否定される、、、」
これが根付いてしまうと、
上辺だけの関係で終わってしまいますね。

まずは、
~何を言っても大丈夫~
という雰囲気を作り、どんな言葉も受け止めること。

その積み重ねによって、
不満の先の本当に伝えたい想いを分かち合える瞬間につながります。


②教えるよりも引き出す
仕事を進める上で、やり方を教えること”teaching”はとても重要です。
やったことがなくて分からないのに、「どうしたい?」と聴かれても、
どうしたいか分からない、、、というように迷宮入りしてしまいます。

なので、もちろん教えることは重要ですが、
人としての在り方や保育への想いは、
すでにあるものを引き出す”coaching”が効果的です。

”引き出していく”という視点をもつだけで、
その人の魅力に気づいたり、深く語り合えたりします。

③困った人は困っている人
発達が気になる子の行動を”困った行動”と捉えるのは簡単ですが、
”本人こそ困っているのではないか”という視点で見ると、
じゃあどうすれば本人が生きやすくなるか、
建設的に考えていくことができます。

大人も同じで、
いつも困った行動をする人、なかなか伝わらない人、
愚痴ばかりいう人、意見が合わない人、、、、
もしかしたら、自身も困っているかもしれません。

困っている人も周りの人もよりハッピーにするには、
どんなことができるか、前向きに考えていきたいですね。


④全ての行動に理由や背景がある
赤ちゃんは泣いて自分の不快を訴えます。
欲求を満たしてもらうために、気づいてもらうために、
生きるために必死で大きな声で泣いて伝えますね。

赤ちゃんの泣く行為には全て理由や背景があります。

子どもも同じで、我々大人も同じです。
怒っているのも理由があるし、
悲しくなるのも理由があります。

どんなことにも、
どんな人にも、
理由や背景を見ていこうとする視点をもち続けたいですね。


⑤それぞれに保育への想いや原点がある
保育士になりたいと思ったきっかけを研修で伺ったところ、
みなさんそれぞれに素敵な想いを伝えてくださいました。

自分が子どものときの担任の先生に憧れて、
弟や妹が可愛くて、
保育実習に行ったときに感動して、、、。

深堀していくと、そこには、
あたたかい想いがあります。

それぞれに想いや原点があるので、
互いの保育への想いを大切に抱きしめていきたいですね。


是非、このぎゅぎゅっと5点セットを
そもそもの考え方の中にセットしてみてください!

次回は、最初の一手についてご紹介していきます^^