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岩田 徹

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第73回 先輩の姿

2022/05/06

春の選抜高校野球で圧倒的な力を見せつけて優勝した大阪桐蔭高校。
大会新記録の11本塁打を記録するなど、
他校を寄せつけずに頂点まで駆け上がりました。

今年のチームは下級生の時から試合経験を積んでいる選手は少なく、
星子主将曰く、「自分たちには力がない」とのこと。
一つ上の世代では池田主将、松浦投手がプロに指名されるなど、
投打の柱がしっかりしており、春夏連覇を達成した黄金世代にも匹敵する力を
持っていると言われていました。

そんな先輩たちの厚い壁に阻まれ、中学時代に日本代表だった選手でさえも、
ベンチ入りするのがやっと、という状況でした。
しかし、その先輩たちも春の選抜では初戦敗退、夏の選手権も2回戦敗退という結果でした。
あの先輩たちでも勝てない。
それが新チームになった時に感じたこと。
元々力がないと感じていた選手たちは大きな危機感を持ち、練習に励んだそうです。

力のある選手たちが集まり、ハイレベルな中でのレギュラー争い。
全国優勝を、そしてその先にあるプロや大学、社会人での活躍を目指して、
互いに切磋琢磨し、想像を超える努力を続ける先輩たち。
その姿を見て、力のない自分たちはもっと練習しないといけない。
このレベルでは全国では勝てないと練習を重ねました。

結果、秋の大会で公式戦無敗。
全国大会である明治神宮大会で優勝を果たしても、
自分たちには力がない、という危機感は消えることはなく、
冬の練習でさらなるチーム力の向上を目指し、
体を鍛え、バットを振り続け、春の甲子園に挑んだそうです。

結果は冒頭の通り。
甲子園での圧倒的な力を見て、
全国の高校が「打倒、大阪桐蔭」を掲げ努力を続けることでしょう。
大阪桐蔭高校もさらに力を伸ばすべく、チーム力を向上させることと思います。
夏の大会がどうなるのか。今から楽しみです。

〜中小企業の採用・育成のヒント〜

高い能力を持った先輩たちが、並々ならぬ努力をする姿を見て、
後輩たちの目標バーの高さも変わります。

会社、組織においても先輩社員の働きぶり、仕事への姿勢を、
後輩社員、特に4月に入社したばかりの新入社員は見ているでしょう。

どんな姿勢で、どんな想いで仕事をしているのか。
仕事に向き合う姿勢を見せ続けること、示し続けることが、
その会社、組織のレベルアップにつながるのだと思います。