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木村 圭

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第3回 わかりやすくて伝わりやすい話の構成法

2021/12/20

影響力を与える伝え方をするために、まずは『わかりやすくて伝わりやすい話し方』ができなければなりません。

そしてわかりやすい話し方をするためには、何より文章の構成が大事です。
 
そこでこの記事では、わかりやすくて伝わりやすい話の構成法である『PREP法』を紹介します。
聞き手がもっと聞きたくなる話し方の構成を身につけて、ぜひ様々なシーンで役立ててくださいね。

文章の構成は「シンプル」がカギ

仕事やプライベートで誰かと会話をするとき、相手に理解されない、話し終わったあとに変な間が空いてしまうということはありませんか?

実はそれ、文章の構成がシンプルでないことが原因かもしれません。
私たちは、「この話をしたい!」と思うと、つい言いたいことを一気に話してしまう癖があります。

しかし、聞いている相手からすると「そんな一気に話されてもついていけないよ」ということがよくあります。
あなたも、一度以上はそういう“一方的な話”をする人に会ったことがあるのではないでしょうか。

相手にわかりやすく伝わりやすい話にするためには、文章の構成をシンプルにする必要があります。
そして、そんなシンプルな構成法がPREP法です。

PREP法は構成がシンプルなので、相手が聞いていて飽きる、疲れるといったことがありません。
また、最初に結論をバシッというので、「話の続きを聞きたい!」と相手が前向きな気持ちで話を聞いてくれるようになります。

誰でもわかりやすい文章が作れるPREP法とは?

PREP法とは、

・最初に『結論(Point)』を述べ
・次に『理由(Reason)』を添えて
・そして『具体例(Example)』を紹介し
・最後に結びとしての『結論』につなげる

文章構成です。それぞれの頭文字を取って、PREP法(プレップ法)と呼んでいます。
 
言いたいことをPREP法に当てはめれば、誰でもわかりやすい文章を作ることができます。

PREP法を使った文章

例えば、テーマが「今日のできごと」だとします。
PREP法に当てはめて文章を構成すると、以下のようになります。
 
今日はスッキリした一日でした。(結論)
なぜなら効率よく物事が進んだからです。(理由)
具体的には、普段2回しか回すことができない洗濯機を3回も回すことができたからです。天気も良く、カラっとした空気だったので、普段より洗濯ものが早く乾きました。(具体例)
なので、効率よく物事が進み、今日はスッキリした一日でした。(結論)
 
いかがでしょうか。スッキリとわかりやすく伝わりやすい話の構成になっているのではないでしょうか。

一方的な話と違い、相手が聞きたい順番に話が構成されているのがわかると思います。

まとめ

以上のように、PREP法を使うことで自分の言いたいこと、伝えたいことがシンプルに相手に伝わるようになります。

次回の記事ではPREP法の各パートについて詳しく解説したいと思います。

というわけで今回は、わかりやすくて伝わりやすい話の構成法であるPREP法を紹介しました。