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金山 正明

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第5回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2021/01/10

株式会社ジーアップキャリアセンター 加賀博 会長(其の1)

今回の対談は、株式会社ジーアップキャリアセンター代表取締役加賀博様にご協力頂きました。
まずは、創業ストーリーと共に現在の会社のアピールポイントをご紹介いたします。

金山:現在は経営者でもあり、能力開発のプロフェッショナルとしても活動をされていると思いますが、創業から30年以上と伺っております。創業されたときのエピソードなどあれば教えてください。

創業はちょうどリクルート事件の前の年(1987年)でしたね。当時勤めていたリクルートでは、とらばーゆの創刊を担当させてもらったり、住宅情報誌の創刊など新規事業を担当していました。

その当時バブル崩壊のサインもあり、リクルートがスーパーコンピューターのセールスという本業とまったく違うことを始めようとしていたので猛反発したんです。

ただ、辞めようとは考えていなかったのですが、何かの拍子に「辞めます」と口に出しちゃったんですよ。
辞めると言ったからには独立して仕事をしようと思って計画もなしに独立したのが始まりですね。

金山:独立してからはどのような事業を始められたのですか?

独立してからは、バブル崩壊の真っただ中でしたので、人材採用の仕事はぐんっと減ったのですが、組織開発、人材開発という領域で仕事をしていました。

金山:創業から今でも変わらない領域で事業をなさっているんですね。

一番は人っていうテーマで今も変わらず事業を行っています。人っていうのは一番可能性を秘めていると同時に、ダメにもなります。機械と違ってどっちにでも転ぶというのが人です。人は勝手に限界値を決めてしまうことがあるのですが、知恵を出すともっともっとできるし、やれることって沢山あるんですよ。だから私は創業の頃から人の能力開発に取り組んでいるんです。

キャリア人材の育成が必要だと考える

じゃあどういう人材開発が必要かというと、私はそれをキャリア人材の育成だと考えます。

こうなりたいというビジョンを持って、それを具体的にこういうことやってみようって、具体性の中で目標に変わってくる。
目標に変わってくるとやり方まで考えるので、計画になってくるんです。
ビジョンがあって、目標があって、計画があって、それを実践する中でチェックをすることによってサイクルが生まれます。
人はその循環サイクルを回すことができるんです。

いざビジネスになると、人のため、社会のためにというような前提条件があるので、自分自身が社会の仕事上、あるいは生きるという意味を考えて自分のビジョンをつくる必要があります。
そういうことが思考の中で、行動の中で習慣化できる、そういったキャリアを描いて人生を歩める人材をつくっていきたいというのが創業の頃から変わらぬ私の考えです。

金山:ありがとうございます。
キャリア人材の育成に創業の頃から変わらず取り組まれているんですね。
専門家としての使命のようなものを感じます。

今週はジーアップキャリアセンター代表加賀博様の創業ストーリーと会社のアポールポイントをお届けしました。
次週は人や組織が育つターニングポイントについてお届けします。

加賀博様プロフィール

株式会社ジーアップキャリアセンター代表取締役
一般社団法人千葉ニュービジネス協議会副会長
一般社団法人就業総合支援協会理事長

慶応義塾大学法学部卒業。沖電気工業株式会社を経て、株式会社リクルートに入社。
求人情報誌「とらばーゆ」の創刊など多くの新規事業を手がけ、その後独立し現職。
これまで1,000社を超える企業の人事・組織開発のコンサルティングに携わる。
多数の大学院、大学にてキャリア教育学を専任し、年間10,000人の学生を教える実績を持つ。

千葉商科大学大学院中小企業診断士コース客員教授。
東京理科大学大学院非常勤講師。
新潟産業大学非常勤講師。
高野山大学非常勤講師。
学校法人東和学園東和IT専門学校学校長。