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金山 正明

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第131回 この人に聞く!~人・組織が羽ばたく時~

2023/07/30

Outdoor LifeStyle Produce アウトドアコンサルタント 小清水 哲郎様(其の3)

今回の対談は、アウトドアコンサルタントの小清水 哲郎様にご協力頂きました。
小清水様は、自然環境やアウトドア活動に関する豊富な知識と経験を活かし、コンサルティング、アドバイザリー、チームビルディング、教育研修、イベント企画など、幅広く活動されております。
今回は小清水様が描く今後のビジョンについてお話しを伺います。

金山:先週は小清水様のキャリアについてお話しを聞かせて頂きました。
今後描いている夢やビジョンなどあればお話し頂けますでしょうか。

「事業のアウトドア化」を支援する!

そうですね。
現在はアウトドア視点で新規事業創出の支援をメインに考えていますね。
この人を呼べば間違いなくいいものができますって言われるようにしたいですし、そういうフェーズの仕事が一番得意だと思うんです。
それに楽しいですしね。
現在アウトドアコンサルタントとして名前は定着してきましたので、これからもっともっとビジネスにつながるようにしていきたいですね。

もっと具体的に言葉として描いているものを表現するとしたら、「事業のアウトドア化」を支援することなんだと思います。
あらゆる業種でアウトドア化が進んでいると思うんです。
例えばスーパーマーケットで言うとキャンプセットってありますよね。
キャンプで便利なものや食べ物とかもそうです。
キャンプコーナーみたいな集合場所に置くじゃないですか。
あれだってアウトドアに向けてのパッケージじゃないですか。
そして車を売るにしても、ショールームとかにキャンプとかテントとかあって、アウトドア化が進んでいると思うんです。
車自体もそうなっているじゃないですか。
全てのものが結構外側にシフトしていっている。
アウトドア視点で新規事業を考えたときに様々な切り口が広がるので、新たな可能性が広がると思うんですよね。

金山:めちゃくちゃ面白いですね。
確かに「アウトドア化」という視点は様々な産業と掛け算ができそうです。

提案の質が求められている時代、どのように価値を高めるかがカギ

もう少し踏み込んでお話しするとですね、コロナ時代において提案の質が求められていると思うんです。
提案内容がマッチしていないと誰も食いつかないわけです。
例えば、キャンプ場をリリースしましょうといってキャンプ場を作りました。
それだけではお客さんは来ないわけですよ。
ホテルに泊まると色んなサービスが受けられますよね。
それと一緒で、キャンプ場でバーベキューのセットをサービスするとか、それが地産地消のものをサービスするとか、道具のレンタルをするとか、お米を炊けるサービスがありますよとか。
こういった様々なサービスは当たり前のサービスレベルです。
今までにない視点で新たに作るソフトコンテンツがあると企業をはじめ周辺の価値が上がるわけです。
そういったものをアイディアだしの段階からサポートしていきたいと考えています。
また不登校や離職率など自己肯定感や自己理解の問題など、コミュニケーション課題が大きくなってきていますが、様々なアウトドアでの体験を通して、自己開示するような機会を含め、野外で培ってきたソフトスキルで状況を改善する提案もしていこうと考えています。

金山:なんだかアウトドアコンサルタントという仕事の意味が理解できたように思います。
この度は対談へのご協力、ありがとうございました。
これから益々のご発展をお祈り申し上げます。 

今週は小清水様が描く今後のビジョンについてのお話しを伺いました。
次週は最後の結びとして、私が今回の対談から得た学びと気づきをお届けします。